認定スクラムマスター研修レポート

こんにちは、クラウドソリューション事業部のOです。
この度、認定スクラムマスター研修を受講させていただき、無事認定スクラムマスターの資格取得をできましたのでレポートしたいと思います。

自己紹介

AWS運用自動化ツール「SuCLA」の開発をしたり、クラウド導入のご相談への対応をしたり、受託開発案件にスクラムマスター、SRE等のポジションで参画させていただいたりといったことをしています。
アジャイル開発やテスト駆動開発、DevOps技術などに関心があります。

研修受講までの経緯

以前からスクラムで開発を行うプロジェクトへの参画はしていました。

しかし、計画駆動的なアプローチと混ざってしまう部分が発生することもあり、これを進めて行く中で、これってこれでいいのかな、というような部分であったり、実際に適用すると正しくプロセスが回らなかったりといった悩みに突き当たることが多々ありました。

その中で、先日の評価面談等の際に、一度体系的に学びたいと声を上げたことにより、研修を受けさせていただけることになりました。

私は開発プロセスに関する本などをよく読むのですが、その中でもエンカウント率の高い訳者、監訳者の方が講師をしている研修会社を選びたいと思っていました。

ほとんどのCSM研修はオンラインでの受講となっていましたが、ちょうどお目当てにしていた研修会社さんにてオンサイト(2泊3日での合宿)での開催があり、そちらは予約枠が空いていたので、即申し込みさせていだきました。

研修の内容

細かい内容は受けていただいて、ですが、研修の内容としてはスクラムガイドやアジャイルマニフェストの紹介等の講義の受講と、チームによるワークショップ形式での学習を行いました。
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講義、ワークショップを通して講師の方々や、他の参加者の方から刺激をいただき、とても濃い時間を過ごすことができました。 夕食時にはクラフトビールやワイン等がほぼ飲み放題で、特に初日はちょっと緊張もあって飲みすぎてしまったなという感もありましたがw、連日日付が変わるくらいまで講師や参加者の皆さんと議論、情報交換をすることができました。

研修で学んだこと

講義や研修を通して、実践的なスクラムの知識を学ぶことができたとともに、参加者個々の状況下における様々な質問が出て、それらに対してどのようにとらえるか?どのようにスクラムとして実践していくか?等のアドバイスやフィードバックを得ることができました。

また、ワークショップを進める中での気づきとして、既に社内でアジャイル開発が浸透している組織にいる人、大企業内でウォーターフォール開発しか経験のない人、さらには学生さん等、いろいろなバックグラウンドがある中でもスクラムの枠組みを使うとみんなで協力して作成物を作れたな、という感覚がありました。

現実の企業内に存在するもろもろを除いても、スクラム自体にチームを仕事に集中させる仕組みがあるなーと思ったのも収穫でした。

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スクラムガイドに書かれていないことで、印象に残ったことの一部をご紹介すると、以下のようなものがありました。

  • アジャイルは競争力の源泉
  • プロダクトは失敗する
    • スタートアップの9割近くは失敗する
    • 失敗の原因
    • ニーズの不在
    • 資金切れ
    • ニーズがあることが明確なものはすでに誰かが作っている(あるいは作りたくても誰も作れない)
    • プロダクトやアイデアを出す段階で成功率を上げることはできないので、早期に検証を行ってニーズがなければ撤退するべき
    • ニーズがないものに追加で資金投入をしても傷口が広がるだけ
  • スクラムイベントの中ではスプリントレビューが最重要
    • スプリントレビューはプロダクトオーナーが主催する(プロダクトオーナーはレビュアーではなくレビューイ)
    • フィードバックなくしてプロダクトの改善はない
    • 初期から検査と適応のサイクルを回す
  • スクラムに定義されていない仕事をしている人は新しい仕事の仕方を学ばなければならない
    • 従来型のPM、PL等には同じ仕事はスクラムにはないので、従来と同じ仕事しかしないならばスクラムにおいては不要
    • 歴史的にも技術の進歩は人の仕事を奪ってきた
    • 新しい仕事の仕方に適応するしかない

認定試験

研修の受講後は、ウェブテストによりScrum Allianceの認定試験を受験しました。

スクラムガイドとアジャイルマニフェストの内容を読み込んでおけばそこまで難しくないかと思います。

スクラムガイドにそのまま書いてあることを間違えたりもしましたが、50問中48問正解で合格することができました。

一方で、スクラムガイドに書いてはあるけど、現実世界では守るのがちょっと難しいかも、というようなポイントをずばりと聞いてきたような印象があったので、テストで聞かれるようなポイントは現実のプロジェクトにおいても意識する必要があるなと思いました。

感想

正直なところ、まだまだ弊社のプロジェクトでスクラムによってもたらされる便益をフルにうけることができているか?は満点とは言えないなあということを再認識しました。

今回学んだことを社内に啓蒙し、お取引先様に対してもスクラムのもつパワーを生かして価値提供していけるように励むとともに、弊社のアジャイル開発やスクラムへの取り組みをさらに強化、発信していきたいと思います。

また、今回社外の人とお話をする機会を得たことにより、本当にたくさんの学びを得ることができたので、今後は私個人としてもコミュニティ活動へもっと積極的に参加していこうと思いました。

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