【Java】アノテーションの利用
【Java】アノテーションの利用
こんにちは。 技術部のNです。
今回はJavaのアノテーションについて解説して行こうと思います。
まず初めにアノテーションとはクラスやメソッドなどに独自の特性を指定するための機能です。
Java 標準の特性 | あとから指定できる特性 |
---|---|
・名前 ・スコープ ・引数の数 | Java標準のアノテーション ・オーバーライドしたものか ・利用が推奨されないかどうか ・古い警告を無視するかどうか? 独自のアノテーション ・テスト用かどうか? ・実行するための条件を満たしているかどうか? |
アノテーションの具体的な使い方は次のとおりです。
@アノテーションA --①
public class Counter {
@アノテーションB private int count; --②
@アノテーションC --③
public void increment(){
this.count ++;
}
}
アノテーションは、クラスの前(①)、フィールドの前(②)、メソッドの前(③)に付けることができます。 ただしアノテーションの種類によって付けることのできるオブジェクトは限定されます。
Java標準のアノテーション
アノテーション | 対象 | 動作 |
---|---|---|
@Override |
メソッド | オーバーライドされたメソッドであることを明示する |
@Deprecated |
クラス、メソッド | メソッドが古くなり、今後は使うべきでないことを明示する |
@SuppressWarnings |
クラス、メソッド | コンパイル時の警告を無視することを明示する |
これらのアノテーションは、コンパイル時には動作に従って警告を出すことがあります。しかし実行時には、これらアノテーションの有無で動作が変わることはありません。 これらの標準のアノテーションが、Javaコンパイラーから利用されるために用意されているからです。 Javaのプログラムを実行するJava仮想マシンは、これらJava標準のアノテーションを無視します。
最後に
今まで深く理解することなくアノテーションを、こんな感じかな程度に使用していましたが、使用できる場面、使用目的などもっと勉強し理解を深めて行きたいと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。
参考:すらすらわかるJava第3版 中垣健志、林満也 著
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- 2023-09-01
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