【Tera Term】マクロを使った操作

こんにちは、技術部の M です。
今回は、業務で初めて TeraTerm マクロを作る機会があったので、備忘録も兼ねてまとめてみました。


Teraterm マクロとは

別に用意されたテキストファイルに書かれたコマンド等を、上から順に 1 行ずつ解釈し、実行していくプログラム実行機能をマクロと言いますが、その中でも特に TeraTerm に特化したものが TeraTerm マクロです。
拡張子は「.ttl」ですが、中身はテキストファイルと変わらないので簡単に作成することができます。


基本的な Teraterm マクロの構造

Teraterm マクロを早速作ってみましょう。

				
					ttl
; ログイン処理
connect 'IPアドレス'

; ログインのプロンプト
wait 'login:'
sendln 'ユーザID'
wait 'password:'
sendln 'パスワード'

				
			

上記は Telnet へのログインを自動化したものです。
connect コマンドを使用してホストに接続し、ログインプロンプトが表示されるまで待機。その後、基本的には sendln でコマンド実行、wait でプロンプトが返ってきたことを確認してから再びコマンド実行という流れになります。
wait で待つ理由としては、後続コマンドが効かず実行漏れ、、、ということを防止するためです。



実行方法


1.メニューから選択

メニューから コントロール(O) → マクロ(M) を選択します。
ファイル選択 n のダイアログボックスが出てくるので、利用したいマクロを選択して「開く」ボタンをクリックします。


2.TTL ファイルの関連付け

拡張子 .ttl ファイルに対して ttpmacro.exe にマクロが関連付けておくと、ダブルクリックするだけで起動できるようになります。



まとめ

初めて Teraterm マクロについて調べ実際に使ってみました。構造がとてもシンプルなので定型作業や繰り返し作業を簡単に効率化することができますね。
今回は紹介しませんでしたが、文字列操作やファイル操作等のコマンドもあるのでログ取得のマクロなども容易に作れるのでぜひ活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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