【Excel】よく使用する関数

こんにちは、技術部のKです。
今回はExcelの関数の中で、私が業務または個人的によく使用する関数をまとめていきます。

よく使うExcel関数



条件を判定する関数

IF関数は、論理式の計算結果に応じて、2つの表示内容のうちいずれかをセルに表示してくれる関数です。

				
					=IF( 論理式, TRUEの場合の表示内容, FALSEの場合の表示内容 )
				
			

またIF関数の中で別の関数を使用すると、AとBの両方の条件を満たす場合や、AかBのどちらかの条件を満たす場合など複雑な条件でも判定してくれるようになります。 そのときに使用する関数が、AND関数、またはOR関数です。
名前の通り、AND関数では論理式を複数指定でき、全ての論理式を満たす場合のみTRUEと判断します。
OR関数では論理式を複数指定でき、いずれかの論理式を満たす場合のみTUREと判断します。

				
					=IF( AND( 論理式①, 論理式② ), TRUEの場合の表示内容, FALSEの場合の表示内容 )
=IF( OR( 論理式①, 論理式② ), TRUEの場合の表示内容, FALSEの場合の表示内容 )

				
			


セルから値を抜き出す関数

LEFT関数、RIGHT関数、MID関数は、セル内の文字を指定した文字数分取り出してくれる関数です。
LEFT関数は左から、RIGHT関数は右から、そしてMID関数は指定した位置から文字列を取り出してくれます。

				
					=LEFT( 文字列, 文字数 )
=RIGHT( 文字列, 文字数 )
=MID( 文字列, 取り出したい文字列の位置, 文字数 )

				
			

例えば、A1セルに「123456789」という値が入っている場合、下記のように取り出すことが出来ます。

				
					=LEFT( A1, 3 )    // 左側から3文字分(「123」)表示される
=RIGHT( A1, 3 )   // 右側から3文字分(「789」)表示される
=MID( A1, 4, 3 )  // 4文字目から3文字分(「456」)表示される

				
			

ただし、上記のような数字を取り出した場合でも、取り出した後は数字ではなく文字列として表示されるという点には注意が必要です。



数値を別の記数法に変換する関数

普段は10進数を使用すると思いますが、たまに2進数や16進数に変換したい場合があります。
Excelでは簡単に2進数、8進数、10進数、16進数を相互変換できる関数が用意されています。 例えば、10進数を2進数に変換する関数はDEC2BIN、10進数を16進数に変換する関数はDEC2HEXとなっています。 これは英語で2進数はBinary Number、8進数はOctal Number、10進数はDecimal Number、16進数はHexadecimal Numberなので、 「Decimal Number To Binary Number」を縮めて「DEC2BIN」、「Decimal Number To Hexdecimal Number」を縮めて「DEC2HEX」となっているのでしょうね。

				
					=DEC2BIN( 数値, [桁数] )  // 10進数から2進数
=DEC2OCT( 数値, [桁数] )  // 10進数から8進数
=DEC2HEX( 数値, [桁数] )  // 10進数から16進数
// 桁数は省略可能で、表示する値が桁数に満たない場合、数値の前を0で埋めてくれます。

				
			


おわりに

今回、よく使うExcelの関数をまとめましたが、VLOOKUP関数やFIND関数など、まだ他にもよく使用する関数はあるので、またの機会にでもまとめたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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